【農業資材~鳥獣害対策、ビニールハウスからIT農業まで】
お役立ち情報
日本国内で猛威を振るう 樹木の天敵 特定外来生物 クビアカツヤカミキリ
2021-04-05
こんにちは!
季節も春らしい陽気へと移り変わり、最近では一足先に夏日?なんて日もありましたね。
今年は桜の開花も全国的に早く、入学式頃には葉桜になってしまいそうで心配です。
今回は、そんな日本の桜の天敵とも言える外来生物のお話です。
群馬県内の東部地域や近隣の栃木県・埼玉県をはじめ、日本各地で被害が報告されているクビアカツヤカミキリの被害。
通称「クビアカ」と呼ばれるこの昆虫、あまり馴染みのない名前かもしれませんが、近年日本各地で発見され、桜や桃、梅などの木を幼虫が食い荒らしてしまうといった被害が出ています。
この幼虫が入り込んでいる樹木には明確な兆候が出ますので、適切な対策を取っていけば被害を最小限に抑えることが可能です。
そこで、この特定外来生物への専用対策品のご紹介です。
日本ワイドクロス㈱様の「クビアカガードネット」です。
その効果は「樹木の内部から出てくる成虫を外に逃がさない」そして「外部から飛んできた成虫に卵を産ませない」ということ。
ネットの目合は0.4mmと非常に細かいため、外側から樹木に産卵しようとしても網を超えられず、内側から脱出する為に噛み切ることも出来ません。
また黒い繊維を使うことで、網の内外に居る成虫の発見のしやすさにも貢献しています。
御購入後、取付方法が不安な方には張り方のコツやアドバイスもさせて頂きます。
対策は早いに越したことはありませんので、気になる方はお早めにご相談ください。
N-9
下の画像は 日本ワイドクロス㈱ 東日本事業所様 の一角にネットを設置した時の参考映像です。
補足情報
【クビアカツヤカミキリ】
コウチュウ目カミキリムシ科に分類される昆虫の一種。本来は中国やモンゴルなどに生息。
桜や桃をはじめ、梅・柿・ポプラ等の木に卵を産みつけ、成虫になるまで樹木内を食い荒らします。
愛知県(2012)での発見から、埼玉県(2013)、東京都・大阪府・徳島県(各2015)と生息域は拡大傾向にあり、
群馬県内では2015年7月に館林市にて初めてその存在が確認されました。
その後、県内東部地域にて生息域が拡大しています。
2018年1月には特定外来生物に指定され、駆除の対象になっております。
特徴
幼虫は樹木の内部にて2~3年成長を続け、成虫となった個体は6~8月頃樹木から出てきます
大食漢の為、幼虫に寄生された樹木の周辺には大量の木屑が発生します
樹木から出て来た成虫は数週間のうちに交尾を経て、更に近隣の樹木に対して産卵を行います